KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年6月号
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対してロボット手術が行われるのは大体15%くらいと言われています。そういった意味では、今後、普及の余地はありますし、いま使用しているのは、大きな病院がほとんどですが、中小の病院にも納入していけるのではないかと考えています。しかし、課題もありまして、その一番は健康保険適用の状況です。実は、腹腔鏡下手術とロボットを使う手術、保険点数が一緒というものがほとんどなのです。現状、ロボットを使うと加算されるのは五術式だけ。これが増えていけば、当然ながら、ロボットをもっと使おうということになりますし、我々もそれに応じて、技術をどんどん広げていけます。「hinotori」を使用できる術式は、現状、泌尿器と、昨年10月に、適応の承認を取得した消化器外科と婦人科の三領域です。この対象領域も今後広げていければ、普及していくと考えています。あとは、中小の病院でもコスト面や設備面でご導入頂きや40

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