KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年6月号
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re InformationKOBECCO催しもの情報■会期 7月17日(月・祝)まで■会場 神戸市灘区岩屋中町4-2-7(BBプラザ2F)■時間 10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)■休館 月曜日(ただし7/17〈月・祝〉開館)■料金  一般400円、65歳以上・障がいのある方と その付添いの方1名200円、大学生以下無料 ※7/7(金)開館記念日と  7/14(金)ひょうごプレミアム芸術デーは入館無料■交通 阪神「岩屋駅」改札を出てすぐ南側■お問い合わせ TEL.078-802-92862009年開館に際し、BBプラザ美術館は約100点の収蔵品をもとにスタートした。現在ではフランスや日本の近・現代作家をはじめ1900点を超える作品を収蔵している。本展では、初公開となる作品を中心に「人」「風景/自然」「静物/花鳥画」の3つのテーマから、既収蔵作品と併せてご紹介する。 また、生誕100年にあたる神戸ゆかりの作家・網谷義郎(1923‐1982)を特集展示。生涯“人の姿”を見つめた画業を辿っていく。BBプラザ美術館新収蔵品を核に 東西作家のコンチェルト特集展示-生誕100年 網谷義郎佐伯祐三《レ・ジュ・ド・ノエル》1925年頃 油彩・キャンバス新収蔵網谷義郎《二人》1960年 油彩・キャンバス1923(大正12)年9月関東大震災を逃れて芦屋にたどりついた谷崎震災直後の浅草凌雲閣(写真提供:国立科学博物館)谷崎潤一郎は東京に生まれ、大正12年(1923)の関東大震災を逃れ、阪神間へ移住する。震災の頃、谷崎の眼に映っていた東京は、乱脈な近代化の進行と立ち遅れた貧相な生活文化との、醜悪な習合であった。震災の廃墟のむこうに「西洋化の徹底」としての「理想の近代」の復興を夢見ていたモダニスト谷崎。阪神間移住後は、関西の豊かな風土に根づく日本の伝統的な文化と美意識へと、作品の基調を移していった。阪神間への移住を転機として、やがてたどり着いた名作「細雪」は、文豪谷崎新生の記念碑であった。関東大震災から100年の今年、作家谷崎の文豪としての新たな誕生の様相を跡づけ、リニューアルオープンを迎える芦屋市谷崎潤一郎記念館の「新生」をも記念する。芦屋市谷崎潤一郎記念館リニューアルオープン記念特別展文豪新生~谷崎、阪神間へ・100年の一歩~exhibition■会期 9月10日(日)まで■会場 芦屋市谷崎潤一郎記念館(芦屋市伊勢町12-15)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館  月曜日(ただし7/17〈月・祝〉開館、7/18〈火〉休館) 7/3(月)~7(金)【展示入れ替えのため】■料金  一般500円、大高生300円 65歳以上250円、中学生以下無料■交通 阪神「芦屋駅」から南東へ徒歩15分■お問い合わせ TEL.0797-23-5852art106

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