KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年5月号
84/124

KOBECCO Culture Informationartart■会期 7月2日(日)まで■会場 芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12-25)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日■料金  一般800円、大高生600円 65歳以上400円、中学生以下無料 ※5/5(金・祝)、20(土)、21(日)は無料観覧日■交通 阪神「芦屋駅」から南東へ約15分■お問い合わせ TEL.0797-38-5432■会期 6月3日(土)~ 7月23日(日)■会場  兵庫県立美術館 3階企画展示室 (神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)■時間 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし7/17〈月・祝〉開館、7/18〈火〉休館)■料金  一般1,600円、大学生1,200円、70歳以上800円 高校生以下無料、障がいのある方(一般)400円 障がいのある方(大学生)300円 ※7/11(火)~17 (月・祝)は入場無料■交通 阪神「岩屋駅(兵庫県立美術館前)」から南へ徒歩約8分■お問い合わせ TEL.078-262-1011伊藤継郎《二人の司教》1968年 油彩、布芦屋市立美術博物館蔵伊藤継郎《鳩を配した裸婦》1937年 油彩、布芦屋市立美術博物館蔵金山平三《自画像》1909年 油彩・キャンバス東京藝術大学蔵金山平三《菊》1921年頃 油彩・キャンバス兵庫県立美術館蔵伊藤継郎《無題》1953年頃 油彩、布芦屋市立山手小学校蔵兵庫県ゆかりの洋画家、金山平三(1883-1964)の生誕140年を記念して開催。金山平三は神戸元町に生まれ、東京美術学校を首席で卒業、約4年間の欧州滞在を経て、1916(大正5)年の第10回文展で注目を集めた。第一線で活躍するが、後年は中央画壇から身を引き、日本各地を旅行して自然風土を描きつづけた。孤高の風景画家としてのイメージが強い画家であるが、静物画や人物画も描き、壁画や芝居絵など多彩な仕事を手掛け、また同時代の画家たちとも親しく交わり、影響を与えあう関係にもあった。本展では、激動の20世紀前半、真摯に絵画と向き合い近代日本美術に大きな功績をのこした画家、金山平三の創作の軌跡をたどる。芦屋市立美術博物館兵庫県立美術館リニューアルオープン記念 特別展芦屋の美術、もうひとつの起点ー伊藤継郎出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像日本近代洋画の巨匠金山平三と同時代の画家たち芦屋の地で描き続けた画家、伊藤継郎(いとうつぐろう 1907-1994)。大阪の画塾で学び、1928年に芦屋へ転居、アトリエを構える。芦屋のアトリエには画家仲間や文化人が集ったほか、絵画教室も開かれ、1948年には芦屋市美術協会の創立に参加。芦屋市展や童美展(児童対象の公募展)の審査を務めた。昭和から平成にかけて芦屋の美術の中心には、伊藤の存在があったのである。当館は32年ぶりに、没後としては初の大規模な伊藤継郎展を開催。約60点の伊藤作品とともに、伊藤と交流があった20名の多彩な画家の作品を展示。当時の洋画界の様相を展観するとともに、伊藤の画業を美術史的、制作的観点から再検証する。84

元のページ  ../index.html#84

このブックを見る