KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年5月号
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ニングの休息にも好適だ。これまで木々が茂って鬱蒼としていた小高いエリアも改修され、明るい雰囲気に一新。見晴らしひろばと名付けられ、その名の通り公園を一望するパノラマを楽しめるように。ウッドデッキのテラスには、シンボリックな階段状のベンチのほかカウンター席なども設置され、休日はもちろん、ウィークデーのランチタイムにお弁当を広げるのも楽しそうだ。季節の花々が微笑むテラスガーデンにも心癒やされる。芝生ひろばの西側には、旧居留地から出入りしやすいようにエントランスも改善された。東西の徒歩交通がよりスムーズになるとともに、公園を訪ねる人も多くなるだろう。その南側には旧居留地ガーデンもお目見え。憩いの場所には事欠かない。そして今回のリニューアルの目玉が、公園を活用したさまざまなアクティビティのハブ機能を備えたにぎわい拠点施設、「URBAN PICNIC」の登場だ。これは、その名の通り、2015年より東遊園地から神戸を良くしていくことを考え続け、公園のアウトドアリビング化を目指し活動してきた社会実験の結実と言えよう。建物はタープをイメージした折り重なる屋根が印象的。開放的で、建物の中央に通路を設け東西の行き来もスムーズになっている。正面左手にはラウンジがあり、ここを管理する一般社団法人リバブルシティイニシアティブによるさまざまなプログラムのほか、貸しスペースとしてイベントやセミナーにも活用できる。右手にはカフェレストラン「WEEKEND」がオープン。神戸エリアの食材をふんだんに使ったイタリアン、自慢のスイーツ、お酒など一日中楽しカフェレストランもオープン32

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