KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年4月号
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マイナカードの話題を織り込みながら落語の演目を演じ、会場を和ませた社会人落語の浪漫亭不良雲さん1第1部の基調講演では、富山大学附属病院医療情報・経営戦略部教授の高岡裕先生が講演率は全国で49%で、兵庫県は53.8%と都道府県別で2位という話題からスタートし、マイナカードの保険証利用=マイナ保険証なら受診時の待ち時間が減り、転職などで保険者が変わってもそのまま使えるそうです。さらにマイナ保険証を使用する際に薬剤情報や健診情報の閲覧に同意す─テーマは何でしたか。内藤 「どうなる?医療分野の情報化」〜マイナンバーカード使えます?!!〜と題して、健康保険証としても使えるようになったマイナンバーカード(マイナカード)を通じ、医療分野における情報化を市民のみなさまと一緒に考えました。ちょうど開催直前に、保険証をマイナカードによるオンライン資格確認システムへ2024年秋に切り替える方針が政府から表明されたところで、実にタイムリーでした。―どのようなプログラムでしたか?内藤 尼崎医師会理事の杉安保宣先生進行のもと、まず杉原加壽子医師会会長が挨拶し、『はじめに』として社会人落語の浪漫亭不良雲さんが、お役所の手続きの煩雑さを揶揄した演目「ぜんざい公社」をマイナカードの話題を織り込みながら演じ、会場を和ませました。その後、第1部では基調講演、第2部ではそれを受けたシンポジウムを行いました。 1部と2部の合間には、稲村和美尼崎市長による挨拶もありました。─第1部の基調講演はどんな内容でしたか。内藤 富山大学附属病院医療情報・経営戦略部教授の高岡裕先生に、「人生100年時代の健康情報カード:マイナンバーカードの正しい使用方法」と題して講演していただきました。まず、昨年9月末時点でのマイナカードの交付73

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