KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年3月号
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緒させていただいたことがきっかけです。入会のお誘いをいただき、28歳のとき入会させていただきましたが、こんなに何も教えてくれへん塾もあるんやな、と思いましたね(笑)。というのは、先輩方は自分から聞きにいったら何でも教えてくださるんですよ、でも手取り足取りということはない。つまり自分で考えて、自分から動くことを意識しなくてはいけないと気付かされました。―ご自身にとってのJCI神戸とは。入会当初は、自分と考え方が違っていたり、価値観の異なる人はしんどいな、小難しいな、と思うこともありました(笑)。でも、その人たちは自分にはない魅力もたくさん持っているんです。物事を進めるときに自分の価値観だけでやってしまうと、やはり視野が狭くなって良いものが生まれない。それぞれの価値観を受け入れ、認め合うことで、幅広いアイディアが生まれてくるんです。今では、自分と違う考えの人と活動することが何より大切だと思っていますし、10歳以上年下のメンバーからも大いに刺激を受けていて、幸せなことだなと感じています。多様な個性を持った人々の集まりということはJCI神戸の大きな魅力です。―新規メンバーはどんな方が?新しい職種も増えたとか。映像カメラマンもメンバーにいます。我々のような団体は、広報活動が苦手分野だったりするのですが、そういった面でご活躍いただいています。我々の活動を皆さんに知っていただくことはとても大切ですから。神戸の魅力は「人」―JCI神戸の強みとは。昨年ご好評いただいた「Autumn Festival in KOBE」もそうですが、いろいろな団体や企業と、何のしがらみもなく一緒に活動ができることかもしれません。またそれらをつなげるのがJCI神戸でありたいと思います。いわば同じ年代の友人たちのようなものなのですが、そんな人たちとひざを突き合わせて協力し合いながら、ひとつの目標に向かって物事を進めていく、なんていうことは仕事ではなかなかできないことではないでしょうか。自分も学べることが多いですし、やっている活動は街をより良くするための事業…良いことがいくつもあるんですね、それが魅力です。実は、2026年のJC全国大会を神戸で開催したいと、この日は旧居留地、京町筋が通行止め60

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