KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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も診療科との兼務で協力いただいています。―大学病院の救急救命センターなので重篤な患者さんのみを受け入れるのですか。毎日、ドクターヘリで患者さんが運ばれて来て「すぐに手術!」というドラマ「コード・ブルー」のイメージを持っておられるのでしょうね(笑)。もちろんそういうケースもありますが、軽症から重症まで受け入れを基本に、赤ちゃんからお年寄りまで可能な限り私たちで対応します。救急医もそれぞれに専門分野があり、例えば私の場合は集中治療専門の〝草食系救急医〟ですから手術はできません。専門の先生方の処置が必要だと判断した場合は各科の先生にお願いして力を貸していただきます。―どういった症状の患者さんが搬送されてくるのですか。今のような寒い時季には血圧が上がって脳出血や心筋梗塞を起こしたり、大動脈解離を起こしたりする循環器系や血管系の患者さんが非常に多く、ウ79

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