「明石市のコロナ禍の現状について」をテーマに基調講演した、あかし保健所副所長の宮村一雄先生と下がりつつある現状で、実際に明石市でも一昨年夏の第5波以降、65歳以上の死亡率が顕著に改善されているそうです。しかし、だからといって安心せず、手洗いや咳エチケットなどの基本的な対策のほか、万一感染した際のための水や食料の備蓄、不安をあおるマスコミに振り回されないような冷静な対応など、今後のコロナとの付き合い方にもふれられました。そして、元気なうちに「もしもの時」について家族やかかりつけ医と事前に相談する「人生会議」をすすめられました。も子育て対策と一体であるとのお話でした。─基調公演はどんなお話でしたか。田中 あかし保健所副所長の宮村一雄先生に、「明石市のコロナ禍の現状について」をテーマにわかりやすくお話いただきました。当初は2~3%が致命的となり恐れられていたコロナ感染も、ワクチン接種やオミクロン株への変異で死亡率が低下し、危険性がインフルエンザと同等のリスクへ─紙芝居はどんな内容でしたか。田中 コロナ禍でやむなく在宅での看取りとなった例を3例紹介しました。─シンポジウムはどのような内容でしたか。田中 紙芝居の内容を受けて、「終のすみかを考える:コロナ感染を経験して感じたこと」をテーマに、基調講演をされた宮村先生、明石市立市民病院総合内科部長の阪本健三先生、鈴木内科クリニック院長の鈴木光太郎先生、地域総合支援センターの赤松みどり所長をパネリストに迎え、私が座長となって進行いたしました。コロナ対応において中心的な役割を担った保健所について、宮村先生は明石市が中核市になったことで事務権限が強化され、市役所の支援を受けやすくなって大いに助かったとおっしゃっていました。76
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