KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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主催者、出演者に聞きました【農林水産省食料安全保障室岩堀 太河さん】Z世代の学生さんの今日のお話にもありましたが、食料自給率低下の背景には食生活の変化があります。「自分が食べているものがどこから来ているのか」「いま旬の食べ物は何か」など日本の食について考えるきっかけにしてほしいと思っています。マルシェにはさまざまな食の課題解決に取り組む生産者さんが出店してくれています。これからお買い物をするときには、直接聞いた「作る人の思い」をぜひ思い出してください。【土種 種担当 ひょうご在来種保存会池島 耕さん】畑に種を撒き、収穫して、種を残してまた畑に撒く。こうして在来種を次の世代につなぎ、地域活性化と独自の食文化を守る活動をしています。コンセプトの「100年先を考えた持続できる農業」に共感し作物を栽培している若い生産者たちがマルシェに出店してくれました。普段は流通にのりにくい商品です。知ってもらえる機会を作っていただき感謝しています。【Meets Regional 編集長松尾 修平さん】朝のオープン前からたくさんの方が待っておられるのを見て、消費者の食に対する関心が高まっていると実感しました。関西は人と人がつながるのにちょうど良い規模感です。特に今回は神戸の人たちの強いネットワークと食に対する高い意識のお陰で、意図していた「楽しんで食を考えるイベント」が開催できありがたく思っています。食から日本を考える。NIPPON FOOD SHIFT FES.兵庫詳しくはこちらからご覧いただけます。https://nippon-food-shift.ma.go.jp/ニッポンフードシフトのパートナーを募集しています。運動趣旨に共感いただける方であれば、活動の有無にかかわらず、登録いただけます。賛同いただける方は、企業、団体、個人問わず、いずれも登録可能です。https://nippon-food-shift.ma.go.jp/partner/71

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