KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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去る昨年12月5日、普段は公開が限定されている異人館や洋館を訪ね、神戸の歴史とダイバーシティーをテーマにするモニターツアーが開催された。この企画には本誌も参画している。当日は旅行業界関係者やメディア関係者が参加、プロの観光ガイドの詳しい説明を聴きながら、神戸市内の4つの建物を巡った。まずは、神戸開港後に外国人向け住宅として建てられた異人館を2邸ほど見学。相楽園にある旧ハッサム住宅では、張り出し窓や破風飾りなど、明治時代の異人館の基本的なデザインに触れた。現存する異人館としては最大級の旧ハンター住宅では、マントルピースの配置の特徴や日本の気候に合わせた工夫など、ガイドの詳しい解説に参加者たちは興味津々。次は昭和時代の和洋館へ。旧乾邸は、和と洋の要素を融合させた渡邊節の名建築。数々の映画やドラマのロケにも使われたゲストルームや、海を望むサンルームまでじっくりと。最後は塩屋のジェームス邸で、竹中工務店ならではの「竹中インド系イギリス人貿易商、K・ハッサム氏の自邸で1902年築。国指定重要文化財アイルランド生まれの英国商人E・H・ハンターの洋館。国指定重要文化財旧ハッサム住宅旧ハンター住宅51

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