KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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援して彼らが日本に投資する」。具体的な方法はまだ見つけていませんが可能性はすごくあると感じています。日本に住むベトナム人向けのビジネスのスタートアップから始めたり、ベトナムのIT企業が日本からの発注を受けてベトナムで生産して日本へ輸出したり…方法を考えています。上田 これまでに蓄積された技術と販路を持っている日本は人口が減少して慢性的な人手不足です。お互いに足りない部分を補い合っていけると思います。その際、日本側の「教えてあげる」という考え方を「パートナーとしてやっていこう」という姿勢に変えていくことが大事です。時代は変わってきているのですから考え方も変えなくてはいけません。ホアンさんからは言いにくいでしょうから、私から(笑)。ホアン 私が考えていることを言っていただきました(笑)。野澤 ジェトロのハノイ事務所で今年の11月、日本の大手企業とベトナムのスタートアップのオンライン・マッチングイベントを行いました。日本企業によるベトナムのスタートアップに対する関心が高まりつつあるようです。日越企業の連携実績を重ねることで関係は良い方向に向かいます。その下地は出来つつあると思います。ホアン 最近はベトナムからビジネス訪問団が日本へたくさん来て調査を行い、日本企業と何かできないか、何かビジネスを始められないかを探しています。今後はベトナム企業と日本企業をマッチングさせる機会を神戸でもぜひ設けてください。興味を持ったらベトナム企業はすぐに飛んで来ます。自費で(笑)。お互いのためになるビジネスができる環境があることをどんどんPRしてください。上田 今年は日本とベトナム外交関係樹立50周年です。今後はお互いに敬意を持ってWin︲Winの関係を築いていきたいですね。本日はありがとうございました。神戸でもマッチングを!ベトナムから飛んで来ます令和4年12月12日在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館にて35

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