KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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もらえたらいいと思います。野澤 日本には日本での起業を志す外国人企業家向けに6カ月のビザを発給する制度があり、ジェトロ神戸が神戸市から相談窓口を委託されています。英語か日本語でコンタクトを取っていただくとビザの手続きやその他必要な手続きについてのアドバイス、ビジネスプランの審査に向けた神戸大学の先生によるサポートなど行っています。まずハノイかホーチミンの事務所で構いませんので、遠慮なくコンタクトを取っていただけたらと思います。上田 ベトナムの経済成長は目覚ましいものがありますね。ホアン 政府が目標にした経済成長は6.5から7.0パーセントでしたが、IMFや世界銀行はそれ以上を見込んでいます。また2023年、ベトナムの人口は1億人を超えると予測されています。日本も1億の壁を突破口にして経済発展を遂げました。ベトナムも期待しているところです。新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻により、日本やアメリカなどの分断されたサプライチェーンをどう強靭化していくのかが課題です。地理的に良い位置にあり、政治が安定し高い経済成長率のベトナムは条件が整っています。将来性を見込んで日本の企業にはぜひベトナムに進出していただきたいと思っています。上田 コロナのロックダウンを早い時期に解除しましたね。それが経済成長に寄与したのではないでしょうか。ホアン 確かに、ゼロコロナ政策からウィズコロナ政策にチェンジしたころから大きな経済成長に向かいました。まだ新型コロナ感染はありますが、うまくコントロールできている状態です。街の中には観光客が戻り、製品の生産量が復活して貿易量が増え、さらに新規企業設立数も増加しています。ベトナムの入管制度も緩和しました。例えば日本人はワクチン接種、PCR検査、医療申告なし、パスポートだけで入国できます。またコロナ直前に決定した政策を適用し、14日間滞在後は1カ月間再入国ができなかった制度も撤廃し、翌日にでも再入国していただけるようになりました。上田 それはありがたい!昨年行ったベトナムでは、日本とともに発展しようという強い意志がベトナム企業経営者の皆さんから伝わってきました。実際にこれからどうすればいいとお考えですか。ホアン 今までは日本から投資しようという話ばかりでしたが、これからはベトナムからも日本へ進出する時代へと変わるでしょう。私が本国で外務省に提案したのは「ベトナム人のビジネスを支ウィズコロナ政策で経済成長入管政策も緩和ハノイ市内に林立するビル群34

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