KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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上田 私が初めてベトナムを訪れたのは1994年、流通科学大学の学生8人を連れて中国華南からベトナムに入り、車で2千キロ以上を走破しました。1998年には1年ほどハノイの国民経済大学で現地企業や当時進出していた日本企業を調査しました。その後も合作映画を製作するなど、ベトナムとは長いお付き合いです。直近では2022年9月から10月にかけて訪ね、今までとは違う新しい日本とベトナムの関係が築けるのではないかなと感じました。そこで本日はレ=フィー=ホアン臨時総領事とジェトロ神戸貿易情報センターの野澤拓郎所長にお集まりいただき、これからの方向性などお話しいただこうと思います。まずホアンさんから自己紹介をお願いします。ホアン はじめまして。私はベトナム外務省に入り4年間、東京のベトナム大使館に赴任しました。現在は在大阪ベトナム臨時総領事を務めています。2009年には約1年間、神戸大学大学院博士課程で勉強して、神戸で生活していました。とても素敵な街で今でも興味と関心を持っています。上田 続いて野澤さんから自己紹介とジェトロの紹介をお願いします。今までとは違う。新しい関係が築けそうな予感1994年、上田さんは学生とともにベトナムを訪問。写真中央は流通科学大学を創設した故・中内㓛さん。写真提供 流通科学大学ベトナムからの留学生に須磨琴を体験させる授業を行った上田さんはベトナムを舞台にした映画『ベトナムの風に吹かれて』にも関わった。監督を務めたのは故・大森一樹さん(写真中央)31

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