分けています。高い加工精度で作られた一つ一つの接合部が、建物全体の強さになっているのです。また接合部分の多くは、栓せんで固定されていても、その栓を抜けば取り外せるようになっています。つまり木造建築は解体できるように作られているのです。かつては解体した建物を移築したり再利用したりするのは当たり前でした。環境負荷の低減にも貢献していたと言えるでしょう。そして大工は接合部分にさりげなく遊び心をしのばせることもありました。上の写真の「四し方ほうかま鎌」と呼ばれる継ぎ方もその一つで、一見すると外せないように見えます。どうすれば外せるのか、是非当館で大工さんとの知恵比べにチャレンジしてみて下さい。(学芸員・安田徹也)神戸市中央区熊内町7-5-1Tel.078-242-0216休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)https://www.dougukan.jp/ 和小屋(わごや)実物大構造模型TAKENAKA CARPENTRY TOOLS MUSEUM竹中大工道具館13
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