KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年2月号
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かつて湯治客たちが有馬の湯で健康を取り戻し杖を投げ捨てたという杖捨橋のたもと、野鳥囀さえずる六甲の森にほど近い高燥なロケーションにある御幸荘花結び。四季折々の旅情を大切にするこの宿では露天風呂付き客室が評判だが、それまでの5室に加え和洋室セミスイートタイプの芍薬の間、雛罌粟の間の2室が新たにお目見えし、計7室のラインナップとなった。芍しゃくやく薬の間、雛ひなげし罌粟の間とも95㎡とゆとりの広さ。露天風呂には金泉が注ぎ、24時間いつでも入浴できるのが嬉しい。天下の名湯は湯触りが良く、テレビも備えているので、長湯にならぬようご注意あれ。バスルームには微細なバブルで洗浄力と心地よさを高めたミラブルシャワーも装備している。リビングダイニングスペースは開放的。座り心地の良いソファに身を沈めるもよし、マッサージチェアで湯上がりの体をほぐすもよし。芍薬の間には広縁風の廊下があり、陽だまりのようで心地良い。有馬スイート御幸荘花結び花が幸せ結ぶ宿。特別なお部屋で、思い出に残る珠玉の時間を芍しゃくやく薬の間108

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