KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2023年1月号
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とを期待しています。―新棟建設も進んでいますね。7階建ての福利厚生施設棟です。学生の食堂や体育館、OB会事務所のほか、1階には一般の方にもご利用いただけるカフェが入ります。旧施設の跡地にさらに新棟を建設する計画もありますが、費用の問題もありなかなか思い通りに進みそうもないのがつらいところです(笑)。―病院長であり呼吸器外科の専門医でもある眞庭先生ですが、医療の道を志されたきっかけは?きっかけは子どものころ、しんどいとき病院に行くと、ドクターが診察してくれて「大丈夫」と言ってもらって安心したという経験でしょうか。外科医に憧れたきっかけは田宮二郎主演のドラマ「白い巨塔」です。主人公には問題がありましたが、外科医の責任と、それを果たすべく情熱に感動外科医は常に手術のリスクを感じ、強い責任感を持つしました。手術は患者さんの体に創を加えるのですから常にリスクを意識して臨まなくてはいけません。「私、失敗しませんから」なんていうのはダメです。患者さんに対する誠意が大切です。―患者さんの命を背負う大変なお仕事。気分転換も必要ですね。特にスポーツなど何かをするには面倒くさがりで…(笑)。車で走るのは気分転換になるかな。普通の車で田舎道をのんびり走る。たまに車で通勤すると気持ちを切り替える時間にもなります。実は鉄道も好きです。子どものころは恥ずかしくて隠していたのですが、今は「鉄ちゃん」が市民権を得ている時代ですから私も心置きなく楽しんでいます。―今後とも地域医療のためによろしくお願いいたします。こちらこそ。これからも「神大病院の魅力はココだ!」で、日々バージョンアップする各診療科の情報発信をよろしくお願いします。1階にはカフェが入る(完成イメージ図)105

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