KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年12月号
85/124

ティブの患者さんには好都合ですからね。僕は場を共有しないと伝わらないこともあると思っていたから、本来は否定的でしたが、ひとまずの取っ掛かりとして、オンライン診療はいいことだと思っています。一生オンラインだけで生きていくことはできないし、いつかはリアルな世界に出ていくわけですが、オンラインを取っ掛かりにしてこの先生なら会ってもいいかなと思ってくれたら、そしてそれがその人の世界を少し広げて豊かにするきっかけになれば、それは患者さんにとって大きな一歩となると思います。これからの課題ですね。 ―神戸の人は『受け入れる』ことが得意な街神戸には神戸が好きで住み続けている人が多くいて、僕もその一人ですが、多分その理由のひとつに多様性を受け入れる人柄、土地柄っていうところがあるように思います。いろんな国のいろんな人が住み始めて豊かになっていっ85

元のページ  ../index.html#85

このブックを見る