KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年12月号
34/124

いたとき、「BE KOBEの横にでっかいブロッコリーがあったら面白いだろうな」と話しておられた田中さんが浮かんできました。「空港全部を田中さんの世界観で埋め尽くしたら、世界に類を見ないテーマパークになる!」。ところが飲食スペースリニューアル決定後の提案だったので、関係者の皆さんは随分苦労されたと思いますが、最終的には関西エアポートの山谷社長が、田中さんの展覧会に実際に足を運ばれ、田中ワールドの世界観に触れていただいたことで、決断していただきました。感謝です。 ―依頼を受けて初めて行った神戸空港の印象は?田中 新しくてきれいな空港ですね。空港から見える神戸の街を見渡して「ジオラマを作ってみたい」という気持ちになりました。僕が住んでいる鹿児島は福岡と新幹線でつながっています。九州の末端の鹿児島に賑わいがないと沿線は活性化しません。神戸も新神戸駅から末端の海の上にある神戸空港が賑わえば全体が賑わうんじゃないかスリニューアルの相談がありました。私は小学3年生で初めて羽田空港に行ったときのワクワク感を思い出し、「飲食店が変わるだけでワクワクできるのか?」と考えました。飛行機と船、街を全部一緒に見渡せる神戸空港には他にはない魅力があります。「もっとワクワクできる場所にしたほうが絶対いい!」―その発想が田中さんにつながったのは、なぜ?矢崎 神戸学校に来ていただKOBE ZONE「神戸の町並みを見立ての世界で表現した世界」。BE KOBE付近には田中さんご自身の姿も34

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る