KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年11月号
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す。ですからこのような薬は必要な時は必要最低限の量で使用して、回復に合わせて減量し中止することが望まれます。最近は依存性や耐性のない睡眠薬もいくつか出てきていますから、お医者さんとよく相談して服用することが大切です。一方で気分障害の治療に使われる抗うつ薬や、統合失調症の治療に使われる抗精神病薬には依存性や耐性はないと考えられています。とはいえ副作用のない薬はありませんし、その人との相性もあります。お薬はその人が自分の回復のために用いるツールですから、どんな薬が自分に必要で、どのような注意が必要なのか、やはりお医者さんとよく相談することが大切です。―自殺者増加のニュースを聞きます。精神科受診者の増加と関係はありますか。ここ数年の傾向では、明らかにコロナ禍で自殺者が97

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