KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年11月号
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台公演は13日まで続く。計14回の長丁場だ。「故郷の大阪で14回も公演できることがうれしくて。即興劇ですから、一回、一回すべて違ったお芝居になるでしょう。同じ日の昼公演と夜公演でも、まったく違った内容になるはずです」コロナ禍、入念に準備をしていた舞台公演などが延期や中止に追い込まれてきた。それだけにこの舞台に懸ける思いはひとしおだ。「間違いなく、僕がこれまで演じてきた中でも、最も難しい舞台になるでしょうね」こう語るとさらに表情を引き締めた。「お客さんたちは貴重な自分の時間やお金を、僕たちが演じるこの舞台を見るために使ってくれる。僕たち俳優は、その期待にこたえることができなければ、舞台に立つ資格はない。そう思っています」これまで見せたことのない顔、声、そしてこれまで俳優として培ってきた最高峰の芝居を見せる覚悟を全身に漲らせる。text. 戸津井 康之「俳優の魅力?自分ではない他の人の人生を、その瞬間、生きることができる。なかなかできない貴重な体験だと思っています」これまで何十通りの自分ではない人生を歩んできただろうか。「僕の演技を見てきてくれるお客さんたちの期待を絶対に裏切るわけにはいかない。でも、いい意味で、そんな期待を裏切りたい…とも思っています」15歳で決めた俳優への道―。ストイックに追求してきた集大成の演技が、最高難易度の舞台の上で試されようとしている。エン*ゲキ#06 即興音楽舞踏劇『砂の城』【作・演出】 池田純矢【出演】 中山優馬岐洲匠 夏川アサ 野島健児 池田純矢 鈴木勝吾/升毅【東京公演】 2022年10月15日(土)~30日(日) 紀伊國屋ホール【大阪公演】 2022年11月3日(木・祝)~13日(日) ABCホール主催:関西テレビ放送 サンライズプロモーション大阪 バール 製作:バールチケット料金:8,800円(全席指定・税込)問合わせ:公演事務局 0570-200-114 (11:00~18:00 ※日祝は休業)29

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