KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年10月号
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伝説の大工、中村外二工務店が手掛けた「二葉葵」の座敷に足を踏み入れると茶室意匠の空間が広がる。稀少な聚楽土の壁に一本の杉からとった中杢天井が統一感を醸す。赤松の床柱と、葦と藤蔓の下地窓が床の間の正当な空気感を伝える。本畳も踏み心地良く、窓の縁に腰掛ければ太閤の湯殿跡を望む。寝室は、アメリカ・ロックフェラー邸がモチーフとなっており、吉村障子を開ければ紅葉が絵画の様に美しい。カッシーナの家具がラグジュアリーな雰囲気を感じさせる。銀泉が注ぐ浴室は十和田石の石が貼られ、パウダールームは一枚ものの天然大理石が見事である。館主のいけるなげいれの花と共に、日本文化を存分に味わえる。高たかやまそう山荘 華はなの野数ある有馬の宿の中でも唯一無二の輝きを放つ高山荘華野。その美学と本物志向を体現した新客室「二葉葵」は、匠の技が隅々まで息づいた数寄屋スイート。洋室の家具はすべてカッシーナ。吉村障子を開けると緑の世界が広がる神戸牛を使った1品を提供する「特選会席」はもっとも人気が高い銀泉を湛える浴槽には十和田石を使用。壁には東北に分布するヒバを貼る高山荘 華野神戸市北区有馬町400-1 TEL.078-904-0744(受付時間9:00~21:00)有馬おすすめのお部屋64

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