KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年10月号
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(ELK)」は2014年から始めた活動で、家と食、そして楽しく仕事をすることが生きていくためにまずは必要だと思っています。ELKを通じて地産地消や、地域の農家さんを知ってもらったり、農業スクールを開講し、新しく就農したい人や消費者を増やしていこうと続けています。8年間続けて、だいぶん広がりがでてきましたね。「ROKKONOMAD」─と働き方への気づき―2021年森のシェアオフィス「ROKKONOMAD」を開業しましたが、以前から六甲山に注目していたのですか?六甲山の物件は、神戸R不動産立ち上げ当初からフィーチャーしていましたが、物件として買っていただくのにはハードルの高い部分がありました。2020年から神戸市が推進する「六甲山上スマートシティ構想」の事業者となり、今は「ROKKONOMAD」の管理運営や、六甲山の不動産窓口業務も行なっています。起業した時はセンターから離れるという意識でしたが、コロナ禍ではより離れた方がいいと感じたので「ROKKONOMAD」でその実例を作れれば、一つの社会貢献になるという思いもありました。―「ROKKONOMAD」管理人、ヤンセン尚子さんの夫でアートディレクターのロク・ヤンセンさんの働き方に刺激を受けたそうですね。ロクさんは、仕事のことを少し頭に抱えた状態で、森の中を2〜3時間歩き、自然の造形をじっと見つめていると、自身のアートへの新しい気づきにつながるそうで、自然に対する大いなる敬意を感じます。僕も、土日はイベントなどがあり完全に32

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