KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年10月号
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「有機的建築」という新しい価値を生んだ、最も著名な建築家。1867年にアメリカで生まれたフランク・ロイド・ライトは、91歳で亡くなるまでの約70年間、精力的に数々の建築を手がけてきました。日本における彼の作品としては、帝国ホテルやヨドコウ迎賓館、自由学園明日館が有名です。彼が設計した住宅のすばらしさは、建築後100年経っても人が住み続けていることからわかります。これは、彼が生涯をかけて唱え続けてきた「有機的建築」が、長年を経ても色褪せないことの証明でしょう。ライトが提唱する「有機的建築」は、無機質になりがちな現代において、より人間的な豊かさを提供してくれる建築思想なのです。巨匠建築家の理念を継承した、理想の住まい。近代建築の三大巨匠のひとり、フランク・ロイド・ライト。有機的建築と呼ばれる彼の理念を具現化した住まいが、「オーガニックハウス」です。彼が70年にわたって生み出した建築概念を抽出し、流行に左右されず、何十年経っても愛される理想の住まいをつくります。

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