KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年10月号
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KOBECCO Cultu■会期 10月15日(土)~12月4日(日)    ※会期中、一部の作品は展示替えを行います■会場 神戸市立博物館(神戸市中央区京町24)■時間 9:30~17:30 ※金・土19:30まで    (入場は閉館の30分前まで)■休館 月曜日■料金 一般1,600円、神戸市在住の65歳以上・大学生800円    高校生以下無料■交通 JR・阪神「元町駅」から南東へ徒歩約10分■お問い合わせ TEL.078-391-0035重要美術品「桐鳳凰図屏風」伝狩野孝信桃山時代~江戸時代・16世紀後期~17世紀初期林原美術館 通期展示川崎正蔵翁像グイード・モリナーリ明治33年(1900)川崎重工業株式会社通期展示「新神戸百景」《市役所と花時計》1961年 ポスターカラー・紙27.3×24.5㎝ 当館蔵「新神戸百景」《王子動物園》1952~61年 水彩、ポスターカラー・紙28.1×25.0㎝ 当館蔵■会期 【前期展示】10月15日(土)~11月20日(日)    【後期展示】11月22日(火)~12月25日(日)■会場 神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)■休館 月曜日■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■料金 一般1,000円、大学生・神戸市在住の65歳以上500円    高校生以下無料■交通 六甲ライナー「アイランドセンター駅」から南東すぐ■お問い合わせ TEL.078-858-1520創作版画家として名高い川西英は、生涯に3度、百景と題する風景連作を制作した。一度目は木版画の代表作「神戸百景」(1933~36)、二度目は水彩画の「新神戸百景」(1952~53)であった。戦後の神戸百景は、1961年に加筆され、新たに描かれた作品と併せて画集が刊行されており、神戸ゆかりの美術館はこの原画を所蔵している。三度目は神戸新聞社の連載用にポスターカラーで描いた「兵庫百景」(1962~63)である。原画は震災で失われたが、その写しが神戸市立博物館に所蔵されている。本展は、複製ではない三つの百景が一堂に揃う、未だかつてない贅沢な展示となる。神戸ゆかりの美術館art特別展川西 英〜三つの百景開館40周年記念特別展よみがえる川崎美術館―川崎正蔵が守り伝えた美への招待―神戸市立博物館日本初の私立美術館「川崎美術館」。創設者は川崎造船所や神戸新聞社などを創業した、近代日本を代表する実業家・川崎正蔵(1837~1912)である。明治時代、古美術品の海外流出を憂慮した川崎正蔵は、日本・東洋美術を彩る優品を幅広く収集し、そのコレクションを公開することを目的として、「川崎美術館」は誕生する。残念ながら、昭和2年(1927)の金融恐慌をきっかけにコレクションは散逸し、川崎美術館の建物も失われてしまったが、川崎正蔵が愛した作品は、今なお国内外で大切に守り伝えられている。本展では、珠玉の作品が再び神戸に集い、約100年ぶりによみがえる川崎美術館へと皆さまをご招待する。exhibition107

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