KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年9月号
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三枝先生にしつもんQ.医学の道を志したきっかけは?A.文学者だった父に対して、私は子ども心に「お父さんは部屋にこもって本ばかり読んでいる。僕はもっと外に出て人と関わる仕事をしたいな」と思っていました。本格的に医学の道に進もうと決めたのは高校生の頃です。素敵なエピソードとかじゃなくてすみません(笑)。Q.三枝先生のストレス解消法は?A.年に数えるほどですが、釣りに行きます。自分で釣った魚は自分で調理します。初夏のメクリアジの脂の乗り、生で食べるタコの食感など、いろいろな感動があります。Q.膠原病を専門にされたのはなぜですか?A.医学部に入ってから、免疫学に興味を持ち、自己免疫疾患にはまだ解明されていないことがたくさんあると知りました。やりがいのある領域だと思い専門に選びました。Q.お父様とは真逆のアウトドア派になったのですね。A.いえ、たしかに高校生まではあまり本を読まなかったのですが、今では読書が一番の趣味です。仕事も診療以外の時間はデスクワークに追われる日々ですし、結局父と同じような感じになっております(笑)。きず、遺伝的素因と環境因子が重なり合って発症する病気ということしか言えないのが現状です。いわゆる遺伝病ではありませんので、「子どももリウマチになるのでは?」と心配される患者さんがおられたら説明しています。―予防法はありますか。あるといいのですが…。残念ながら今のところはこれといった予防法はありません。初期の症状に気付いたら専門医を受診して検査を受け、リウマチと診断されたら早目に治療を始めることをお勧めします。87

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