KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年9月号
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3 situationAIAI10 AIAIEmiew AIAI AI DB AI PHR AI AI CureApp SC AI 2023 in vivoin silico AI AI AI AI AI 1月ウェアラブル所 所無制限の集中と持続を持つ(疲れない)。急なサイバー攻撃や停電・災害に弱い。超速の的思考を持つ。かつ質のデータが必要で、それがなければ結を誤る。思考過程が分からないため安を感じる医師や患者がいる。(広く普及した後は)コスト削減になる。開発に多額のおがかかる。潤を求めるベンチャー企業にを払う事になる。電カルテが乱する本邦で広く普及するには時間がかかる。Heuristicである(発的能を持つ)。無機的で、間の持つ雰囲気(プレコックス感)や感情の移り変わりや機微を解できないのでは?といった安あり。的距間を感じさせる。正しい判断を持って正しい結を導き出せる(ミスしない)。観や道徳観を持ってない。AIがしたときのリスクあり。ベンチャー企業乱により質を担保できない可能性あり。間違った判断をした時の責任の議が未熟。(現時点は)補助や相談窓が豊富で薬事承認も速やか。社会実装されているAIは少ない。社会的信頼やコンセンサスが充分に得られていない。─マイナス面も考慮した上で活用しないといけませんね?木村 AIのデメリットを充分に理解した上で、問題点を解決し、発展させていくことが大事です。無機的なテクノロジーで道徳観や倫理観を持たないことや、データ収集やアルゴリズムがブラックボックスであることに不安がつきまといますが、AIを発展させるには診断に至るまでの論理過程を開示し合理性を担保するなど、国民の不安を解消しつつ国民の理解を得るための方策が必要だと思います。また、診断・治療といった大事な医療行為にAIと医師がどのように相互に関わるのか、その妥当性をどのように判断するのか、間違いがあった場合に責任は誰がどのようにとるのかについて議論を深める必要もあります。その上で、受付から診断までのスピードアップにより院内滞在時間を減らせる、感染リスクも減らせる、診断の見落としを少なくできるなど、AI医療のメリットを患者さんが享受できるようになればいいですね。表1)ポストコロナにおけるAI医療のニューノーマル表2)AI医療の長所と短所(問題点)83

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