KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年9月号
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半地下構造で空間を確保S様邸は二世帯住宅でもあり、オフィスも備えています。ご両親の生活スペースは、LDKが一体化した大空間。さらに、内と外の境を感じさせず、視覚的にはデッキまで空間が連続し、その向こうに絶景が広がります。まるで街や海が〝わが家の庭〟のような距離感に思え、まるでリゾートホテルのような雰囲気です。また、地平フロアと玄関をホームエレベーターで結びバリアフリーを実現。高齢のご両親は大変喜ばれているとか。オフィスにも連続窓を設置し、眺望と明るさを。フローリングや据付家具などはやや濃い目のカラーで、空間のトーンを落ち着いた感じに。ライブラリと応接のスペースは半地下室ですが、吹き抜けで空間を一体化。違うフロアでも声を掛け合え、光も差し込みます。規制が厳しい芦屋で十分な空間を確保するために、斜面地形を生かし、半地下空間を生み出しましたが、土木工事の実績がある平尾工務だからこそ実現できるアイデアです。地上1階リビング。大きな連続窓により明るさと眺望を実現地下オフィススペース75

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