KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年9月号
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(発酵残渣)を得る取り組みをされています。神戸新聞社の協力の下、この有機消化液を山田錦の栽培に使用し、資源循環と自然エネルギー普及モデルの確立を目指し、また山田錦では進んでいないオーガニック栽培にも取り組みます。穏やかな飲み口で、口に含むと米の旨味が広がる、やや辛口の純米吟醸酒です。地球温暖化が世界的に問題視されるようになって久しいですが、当社は「環境負荷をかけずに、おいしい日本酒をつくる」ことを理念としています。神戸市北区にある弓削牧場では、バイオガスプラントと呼ばれるメタン発酵施設を導入し、敷地内から排出される乳牛糞尿や食品残渣等から再生可能エネルギーであるバイオガスと有機消化液株式会社神戸酒心館 代表取締役社長安福 武之助さん宝暦元年(1751年)に創業以来、神戸・御影の地で手造りにこだわる酒蔵の13代目当主。看板商品の「福寿 純米吟醸酒」は国内外で開催される日本酒品評会で多くの賞を受賞し、ノーベル賞公式行事でも提供されるなど海外での評価も高い。2019年には日本のアルコールメーカーとしてはじめてエコプロアワード・財務大臣賞を受賞した資源循環と自然エネルギーの普及モデルを目指し、オーガニック栽培の山田錦を使用した純米吟醸酒株式会社 神戸酒心館環(めぐる)摂津の国40

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