KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年9月号
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Maison Defではいくつかのブランドを展開しており、そのうちのひとつ「clipmarks warehouse」では、“ある架空の企業が残した社用品のデッドストック”をテーマに作品製作を行っています。どこかの時代、どこかの場所で行われていた仕事を支えていた道具たちが年月を経て現代に出現したら、どのような形をしているだろう…という物語になっています。手曲げのアルミニウム製ハンドルや頑丈なコットンダックの生地、切りっぱなしで表現されたリネンのストラップなど随所にストーリーを感じられる作り込み。クラフトを熟知したMaison Defから産まれる作品たちは、質実剛健な実用品として私たちの日常にすんなり溶け込んでいきます。Maison Def 代表下村 浩平さん福岡県出身。Maison Defオーナーデザイナーであり、クラフトマン。豊岡市、カバンストリート内のAtelier & Shopを拠点に創作活動を行っており、実験的な素材や製法を駆使したデザインが特徴。 今年6月にはクリエイター支援のためのAtelier & Shop、Apartmentをスタート。カバンの産地、豊岡でモノづくりを志す次世代のサポートに力を入れているMaison Def但馬の国豊岡市、カバンストリートの南端に位置する、クリエイターが手がけるアトリエ&ショップ豊岡のかばん38

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