KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年9月号
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鍋島緞通創業家として、百年を超える歴史と伝統を継承する本家鍋島緞通。鍋島緞通の誕⽣は、江戶時代元禄年間まで遡る…今からおよそ340年前の江⼾時代、寛⽂12年(1672)から元禄元年(1688)ごろに中国から伝わり、以来佐賀を代表する⼯芸品として⽣産されてきました。鍋島藩から将軍家への献上品ともなり、江⼾時代は⼀般への売買は禁⽌されていました。明治以降は⼀般にも販売されるようになり、国内外の博覧会にも出品しさまざまな賞を受賞するなど、名声が高まり「鍋島緞通」の名称が定着しました。本家鍋島緞通は、五代・百年に渡り、その技と美を継承している鍋島緞通の本流。その技法や素材、図案などは後に他地域で⽣産された緞通にも影響を与えたといわれます。佐賀県伝統的地場産品指定を受ける織元として、今も伝統の技を織り継いでいます。■永田良介商店電話:078-391-3737神戸市中央区三宮町3-1-411時~18時定休日 水曜日・第1第3第5火曜日https://www.r-nagata.co.jp藍染や古典的な紋様など、⽇本の伝統美を感じる鍋島緞通。初代吉島正敏から代々継承されてきたストーリーは、150周年を迎えた永⽥良介商店と通ずるものがあります。緞通は⽑⾜が⻑くやわらかい⾵合いが特徴で、⽊綿の質感はどこか涼を感じる踏み⼼地。本家鍋島緞通だからこそのこだわりが随所に溢れています。⻑く⽇本の⽣活シーンに寄り添い、神⼾洋家具の世界観にもマッチした絨毯です。本家鍋島緞通ならではの緞通美の世界をこの機会にご高覧ください。絨毯展第1弾鍋島緞通展 神⼾初開催展⽰会期間:9/11(⽇)〜10/15(⼟)11時〜18時開催場所:永田良介商店⽊綿のパイルはやわらかく包み込むような踏み⼼地。⾜元から涼を感じる⽇本の夏にぴったりの逸品リビングや⽞関など、場所を選ばず敷き替えができるサイズです。和の紋様ながらインテリアにそっと馴染む⾼いデザイン性33

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