KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年8月号
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開港時の多様な環境を再びに減少しているので、より話題性のある企画が必要と考えたこと、そして、行政はより強力な都市整備を推し進めている、という状況の中で、民間ができることは何かと考えたとき、導線づくりが挙げられました。都市整備を行う中で、もっとも課題となるのは「まちの回遊性」だと思います。今後より美しくなっていく街並みを多くの方に歩き、ご覧いただきたい、そのため我々はまちの回遊性を高める取り組みを行おうと考えました。―その舞台がなぜ旧居留地の京町だったのですか。神戸という都市の中心が京町筋だと考えたからです。三ノ宮駅周辺とウォーターフロント、旧居留地、南京町、元町エリアの中心ですね。三宮センター街とウォーターフロントを直接つなぐ導線でもあり、この導線が活性化することがまず必要です。人の動きを調べたところ、オフィス立地ということもあって平日の昼間の動きが多い。そこで、休日や夕方の客数を増やすことでエリア経済が伸びるのではないかと考えました。これに社会実験というものも含んでおり、まちの使い方を、我々の目線で提案したいという思いがあります。京町筋の全面封鎖というのは、どのようなリスクがあるのかということも含め、警察にもご納得いただかなくてはなりませんし、何より地域の方々、旧居留地連絡協議会さんや、大丸神戸店さん、神戸市さんなど、さまざまな方々と一緒に計画を進めています。―イベント内容はどのようなものですか。『感性の繚乱』がテーマです。というのは、神戸の良さやブランドの源流はどこにあるのかを改めて考えたときに、やはり開港の地というのが大きい。何もない寒村に海外の文化がたくさん入ってきて、また日本国内からもさまざまな文化が集い、多くの人種や年代の人々が結集、ミックスされた上でまた新たな文化を創り出して発信した。そんな、開港時のように多様な感性と世代が集まる環境を、もう一度作ろうというのが今回のテーマです。エリアは大きくわけて5つあり、イベントの玄関口にはさまざ神戸青年会議所(JCI神戸)地域価値創造特別委員長松井 隆昌さん64

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