ホームが彫刻に取り組むいい時間になって、タイミングよく最も好きな桜材が私の元にやってきました。材木もご縁なんですよ。結局3年で完成しました。この作品で嬉しい評価をいただくことができて本当に嬉しかったです。歌と同じく本気ですね。歌とは違う、また別の道ですから。彫刻は彫刻。もっともっと上手くなりたいし、何より、木に向かっている時間がとても好きなんです。楽しくて仕方がない。今は「龍」を彫り終えたところです。9月に東京で個展を予定しています。今からワクワクしています。歌手、秋川雅史さんのこれからはどうお考えですか。生涯現役。声って成長が遅くて、20代30代ではまだ出来上がっていない部分があります。年齢を重ねると人として深みが増すように、声にも深みが増します。だから究極のテノールを追求しながら歌い続けることが目標。どんな「秋川雅史」に変わっていくのか自分でも楽しみですねぇ。目標としている音楽家はいますか?最初の師匠である声楽家の父です。子どもの頃、父の歌うカンツォーネ「マンマ」が好きでした。「父のように歌いたい」。これが歌手としての原点。現在84歳ですが、80歳の時にソロリサイタルを開きました。その時の声が変わらず良かった。私が大好きだった、お風呂で歌う父の歌声そのままでした。「マンマ」がね、やっぱりジーンときました。改めて、父に追いつきたいと思いました。音楽でも彫刻でも「成長することが楽しい」。私にとって大切なのは、そういうことなんだと思います。秋川雅史公演情報秋川雅史コンサート~日本の未来を担う 若手声楽家との共演~クラシックからポピュラーまで世界の名曲の数々■日時 2022年8月13日(土) 15時開演■共演 ピアノ:小島さやか 声楽 :鳥山浩詩(バリトン、関西二期会正会員、大阪・泉大津市出身) 近藤麻帆(メゾソプラノ、関西二期会準会員、兵庫・三田市出身) 村岡瞳(ソプラノ、大阪音楽大学附属音楽院講師、奈良・生駒市出身)■会場 住友生命いずみホール■問い合わせ キョードーインフォメーション公演詳細ページはコチラこれから秋川雅史(あきかわ まさふみ)1967年愛媛県西条市に生まれる。4歳よりバイオリンとピアノをはじめる。後に父の指導のもとに声楽へと転向。国立音楽大学・国立音楽大学院にて中村健氏の指導を受けた後、4年間イタリアのパルマで、デリオ・ポレンギ氏に師事。帰国後、第九のソロや数々のコンサートに出演。26
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