KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年8月号
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「有機的建築」という新しい価値を生んだ、最も著名な建築家。1867年にアメリカで生まれたフランク・ロイド・ライトは、91歳で亡くなるまでの約70年間、精力的に数々の建築を手がけてきました。日本における彼の作品としては、帝国ホテルやヨドコウ迎賓館、自由学園明日館が有名です。彼が設計した住宅のすばらしさは、建築後100年経っても人が住み続けていることからわかります。これは、彼が生涯をかけて唱え続けてきた「有機的建築」が、長年を経ても色褪せないことの証明でしょう。ライトが提唱する「有機的建築」は、無機質になりがちな現代において、より人間的な豊かさを提供してくれる建築思想なのです。芦屋分譲用モデルハウス『MADISONA〜マディソナ〜』芦屋モデルハウスは、ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)に程近い閑静な山手の一角に位置し、ライトが設計したプレーリーハウスの傑作「メイハウス」をデザインのモチーフとしています。「ライトの宝石箱」と評されるメイハウスのエッセンスを凝縮し、コンパクトに仕上げています。窓や天窓には幾何学模様をモチーフとしたデザインを施しています。赤、黄、青の三色を使ったステンドグラスは、鮮やかなガラスの色がとても綺麗です。メイハウスの特徴のある窓の装飾もアレンジして取り入れています。自然素材と無垢材を使い細かなデティールまでこだわって仕上ています。

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