KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年7月号
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―どんな病院づくりを目指していますか。動物にとってはなにか怖い思いをするので行きたくないのが動物病院です。ペットが嫌がるところへは飼い主さんも行きたくなくなり、病気の発見が遅れてしまうことがあります。「来たくなる病院」は理想ですがなかなか難しいですね。そこで私たちが目指すのは、なるべく動物たちに負担をかけず、動物と飼い主さんがイヤにならない医療、つまり低侵襲の診断と治療の提供です。その一つの手段が腹腔鏡です。―診療対象の動物と病気は?私が眼科専門、もう一人の獣医師は歯科専門ですが、「どんな動物のどんな病気でも治してあげたい」という獣医師としての思いがあり、ジェネラリスト(総合診療医)であり続けたいと思っています。診療対象は主に犬と猫ですが、ウサギやフェレットなどエキゾチックアニマルと呼ばれる動物も受け入れ一般的な治療はさせていただきます。私たちの知識や技術では難しいと判断した場合は、専門の病院をご紹介させていただくこともあります。動物に負担が生じないよう、この地域の病院と連携を取りながら診療に努めています。―どんな雰囲気づくりを心がけていますか。入って来やすい雰囲気づくりを意識しています。気軽に立ち寄っていろいろ話をするうちに、飼い主さんが正しい情報を入手して病気の早期発見につなげてもらえたら嬉しいですね。治療はもちろんですが、病気にならないようにする予防医療も大事にしています。私たち獣医師には話しにくいことや不十分な点は、受付となる「ごはんの窓口」のスタッフが対応してくれています。「ごはんの窓口」スタッフは栄養学に詳しいため、頼りにしています。神戸灘動物病院 神戸市灘区高徳町3丁目1-1TEL.078-855-3456※当院は予約制となっております。来院前のご連絡をお願い致します。診察時間9:00~19:00(年中無休)※最終予約受付18:30株式会社 ベックジャパン神戸灘動物病院86

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