KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年7月号
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片山 初めは走水神社のお祭りの日、7月25日に合わせて開催していましたね。蓮池 曜日が一定ではないから日にち設定で問題が起き…。片山 午後10時に祭りが終わり片付けたら夜中の12時ごろになる。翌日も店を開けなくてはいけないからしんどいという意見が出て…。蓮池 火曜日の開催にしてほしいと要望が出て、25日派と対立(笑)。山口 走水さんとも相談したのですが、最終的に火曜日開催に落ち着きました。1番街から6丁目まで考え方が違い、統一できずにいろいろ問題は起きましたよ。四宮 食べ物を手作りして、利益があれば町に上納し、赤字があれば補填しますから最終的にほとんど利益は上がらない。本来は楽しむのが目的でした。片山 うちの母親が健在なころは、おでんのネタをたくさん仕入れて、3日前から準備していました。当日は近所の人たちがお鍋を持って晩ご飯のおかずを買いに来て、「それはちょっと違うだろう」と思ったものです(笑)。李 最初の頃は閑散としていて、こんなに発展するとは思いませんでした。徐々に人出が増えて、最近は歩くのも大変ですからね。四宮 店主たちの高齢化もありしんどくなってきて、つながりのあるお店や近隣のお店の出店を認めるようになりました。人がたくさん来て賑やかになり、だんだん本来の目的から外れて営利主義に走る傾向もみられました。「続ける意味があるのか」という意見が出た時期もあ目的は利益ではない!親睦を深め、楽しむこと三丁目 Mens apparel ADAM李 博彰さん74

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