KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年7月号
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加え、レストランにも出荷してもらっていました。農家さんが出入りしやすい環境がホテル内に出来上がっていたため、「シェラトンファーム」も実現しやすかったのだと思います。三好 お客様と生産者さんのかけはしになるために、大らかな対応をされたのが素晴らしい。企業規模が大きくなればなるほど、契約条件や制約が厳しく、事業として続きにくい状況がありますからね。条件がある程度緩和されることで、神戸の生産者さんが出店し、地元市民が買い物客として訪れる、"農"と市民の交流が自然と生まれていったんですね。西橋 とはいえ気負いなく、生産者さんとの契約も緩く、作物の個数が揃わなかったり、発注していない野菜をお試し納品したりもOK、マルシェに三好 ファームはホテル北側の商業施設の屋上で展開されています。西橋 以前の管理者の時代は元々花壇だったのですが、長年手つかずで雑草が生い茂っていました。大皿さんにその存在と活用についてご相談したところ、2020年の春頃、貸し農園のご提案をいただいたんです。大皿 芦屋の貸し農園に携わっていて、地元住民の方が楽しんで利用されているのを見て、六甲アイランドでも出来るとひらめいたんです。「シェラトンファーム」は神戸市による都市農園整備プロジェクトのモデル第1号に認定され、助成も受けられることに。そうして草刈り、区画作り、土入れとワークショップ形式で整備を進め、3m四方に区切った計₁₂枠︵現在₁₆枠︶の小さな畑を完成させ、2021年3月の開園にこぎ着けました。(株)ナチュラリズム代表取締役大皿 一寿さん神戸市西区で「ナチュラリズムファーム」を運営。有機JAS認定農家として米、麦、野菜を栽培する。2016年、西区の有機農家チーム「ビオクリエイターズ」を発足し、前払い方式の野菜販売や飲食店への直接販売に取り組む。2019年から大麦を栽培しビールづくりに挑戦している草刈りした雑草を藁床に利用するなど、地球環境にいい有機農業を実践している農初心者でも利用しやすい34

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