KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年7月号
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一無二のものを創り上げてきました。ただ住まいは高額となりますのでより一層信頼が重要になります。コンスタントに供給し続けていくことに加え、アフターケアにも力を入れて、安心してご入居いただき「ワコーレに住んで良かったな」とおっしゃっていただけるようにしていきたいですね。これまでご支持いただけたのは、立地が良くマンションのクオリティが高いという部分と、地元密着ですのでファンがいらっしゃるからではないかと思います。─溝本さんはこれまで、どのような業務を担ってきましたか。銀行を辞めて2005年に入社して、最初は総務部で規程の制定や株主総会の対応を担当し、その後企画部長として経営企画を担い、リーマン・ショック後は銀行に勤めていた経験を生かして財務的な仕事も手がけつつ、広報やIR業務もおこなってきました。─その中で、特に力を入れてきた仕事は何ですか。目の前の仕事にはすべてに力を注いできましたが、敢えて申し上げるなら前職が金融機関です。銀行対応や資金調達、上場していますので株価対応、つまりIR活動ですかね。─社長に就任しましたが、どのようなビジョンをお持ちですか。社長業は初めてなので手探りですけれど、就任にあたり社内には3つのメッセージを伝えました。「新しいことにチャレンジしよう」、「内向き志向から外向き志向への転換」、それから、「時間を大切に」ですね。それは、社長になったからというよりも、私自身がこれまで仕事を進めていく上で大切にしてきたことです。新しいこととは、改善であったり、従来のスキームの転換であったりですね。内向きから外向きというのは、例えば当社はみなさんの努力で神戸・阪神間でナンバーワンのポジションになってきたのですが、それにあぐらをかかずに外に目を向けて活動することが大切だということです。「ワコーレ」の名が浸透しているエリアで事業をしているとそこに甘えが出てくることもあるでしょう。ブランドが通用しないところに出て鍛えることは、力を付けることになると思います。─「時間を大切に」というのは、できそうで難しいですよね。時間は1日24時間、すべての人に公平に与えられています。コントロールの仕方で有効に使うことができ、その積み重ねが5年先10年先に大きな差へと繋がってくるので、自戒も込めながらこのメッセージを伝えさせていただきました。プロゴルファー・古江彩佳さんと共にゴルフとロックでリフレッシュ30

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