KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年7月号
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─創業は明治32年だそうですが。兵庫区で創業しました。和田家は大地主でしたので、土地や住宅の賃貸事業を家業としていました。─マンション事業を手がけるようになったのはいつですか。戸建分譲には昭和40年代から取り組んできましたが、「ワコーレ」ブランドで新築マンションの分譲をはじめたのはバブル崩壊がきっかけです。1982年からそれまでは土地を仕入れてマンションを建ててそのまま業者さんへ売り、その業者さんのブランドで分譲するマンション一棟卸が主でしたが、バブル崩壊で引き取り手がなくなり、1991年から自社で分譲販売することになったんです。─阪神・淡路大震災の影響はいかがでしたか。幸い、当社が分譲したマンションでは倒壊した建物はありませんでしたが、補修が必要な部分については当社の負担で修繕させていただきました。それが信用や信頼に繋がったと聞いております。─一時期、首都圏にも進出していましたが。2005年から首都圏でも分譲をしていましたが、当時は首都圏のマンション市場が好調だった時期でした。首都圏の年間供給戸数は現在3万戸台ですが、当時は約8万戸もあり、ビジネスチャンスを得るために首都圏で事業をおこないましたが、リーマン・ショック後に市場が縮小して撤退しています。─「ワコーレ」は確立されたブランドですね。「プレミアムユニーク」というブランドコンセプトで、上質かつ唯湊川市場の再開発プロジェクト「ワコーレシティKOBE湊川公園」信頼とクオリティを大切に29

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