出典:社会医療診療行為別統計(各年6月審査分)(万回)(%)出典)診療報酬改定の結果検証に係る特別調査後発医薬品準先発品とは昭和年以前に承認・薬価収載された医薬品(その後の剤形追加・規格追加等を含む)のうち、価格差のある後発医薬品があるもの(注)「先発医薬品」には、準先発品も含まれる。70.8 73.0 77.4 76.2 80.0 76.9 84.7 84.6 29.2 27.0 22.6 23.8 20.0 23.1 15.3 15.4 0%20%40%60%80%100%平成26年度調査(n=76253)平成27年度調査(n=99297)平成28年度調査(n=140055)平成29年度調査(n=146004)平成30年度調査(n=110116)令和元年度調査(n=200433)令和2年度調査(n=132956)令和3年度調査(n=153429)後発医薬品を選択した医薬品先発医薬品(準先発品を含む)を選択した─私たちも上手に後発医薬品を選んでいきたいですね。三浦 繰り返しになりますが、全ての後発医薬品の品質が悪く安心ではないという訳ではありません。良質で効能・効果も確かで安心して服用できる後発医薬品もたくさんあります。納得して服用するためにもメリットとデメリットを理解し、疑問や心配なことがあれば医師や薬剤師に遠慮なく相談しましょう。─健康保険組合からも後発医薬品への変更を勧めるようなハガキが届きます。三浦 健康保険組合など保険者は組合員の保険料で運営されています。昨今、高齢者医療制度への拠出金等が増額され、保険者はどこも赤字状態だといわれています。組合員の保険料を上げるのはもう限界にきているでしょうから、後発医薬品の使用を推奨して少しでも健康保険組合の負担を軽減するための方策と考えられます。使用割合に応じた調剤基本料への加算点数)が導入されました。また、その後の診療報酬改定で、診療所や病院において後発品の院内処方に対しての後発医薬品使用体制加算(後発品への置換率を点数評価)や院外処方に対しての一般名処方加算(一般名で処方すると薬局で後発医薬品に変更して調剤が可能)が導入され、これらが後発医薬品の普及を後押ししたものと考えられます(図3・4)。 図3)一般名処方加算の算定状況(医科)図4)一般名で処方された医薬品の後発医薬品の調剤状況73
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