KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年5月号
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神戸港開港以来、海外に向け開かれた街・神戸にはラグビーにおいても長い歴史がある。1876年、内外人公園(現在の東遊園地)芝生広場で、外国人居留地内に開設されたスポーツクラブK.R&A.C.(神戸レガッタ&アスレチッククラブ)メンバーと入港した英国艦船の船員たちがラグビーで対戦し、これが日本で初めての試合といわれている。市内では多くの子どもたちが幼少期からラグビーに親しんできた。ところが、中高生になると続けられる環境が県内・市内には整っていない。特に女子の場合はごくわずかに限られるのが現状だ。そこで、早駒運輸株式会社は、地域・世代を越え、ラグビーの魅力と文化を神戸から発信。県外で活躍する選手が再び帰ってきたくなる母港(マザーポート)となるべく立ち上がった。女子ラグビーチームKOBE FAST GYROスーパーバイザー・記虎敏和氏の下、新体制スタート!日本を代表するラグビー指導者を迎えて2019年5月に、「KOBE FAST GYRO(神戸ファストジャイロ)」が誕生し、翌月、神戸市を中心とする企業の賛同を得て後援会を発足。同年11月には「一般社団法人神戸ファストジャイロ」を設立した。そして22年4月、日本を代表するラグビー指導者・記虎敏和氏をスー4スポーツ文化創出の拠点母港〝マザーポート〞に64

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