KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年5月号
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株式会社ナガサワ文具センター代表取締役社長長澤 宗弘(ながさわ むねひろ) 1970年神戸市生まれ。大学卒業後大手文具メーカーに就職。1995年震災直後にナガサワ文具センターに入社。社内の各部署部門を経て営業部長、取締役を歴任。2002年先代社長の急逝により代表取締役に就任。「神戸と共に」「神戸(KOBE)発信」を軸に社業を推し進めている。130年から140年へ。1年毎の取り組みを大切にしたいと名刺は130+αデジタル化やAIの台頭で社会は進化しています。でも、やはり基本は「人」です。従業員が個々に人として進化成長してくれれば、会社も成長します。いかにして個人が成長できる環境を会社が提供し続けられるかを大切にしたいと思っています。店頭小売では文房具を扱う大型店、量販店が増えてきました。売場面積と価格ではかなわないかもしれません。ナガサワを選んでいただく要因は何かといえば、やはり「人」です。人と接したくない、話したくないという若い方もおられる様ですが、それでも私たちは「人を介してお客様に提案し喜ばれることを生なりわい業とする」。基本姿勢は貫きたいと思っています。時代の流れに逆行していますが、こんな会社があってもいいんじゃないかな(笑)。―街のためにも尽力されていますが、その思いは。私が若い頃、「三宮は非常に楽しい街」だと思っていました。それを次の世代にも引き継ぎたい。今の若い人たちには私たちの頃とは違う楽しみ方があります。その力とアイデアをどんどん取り入れて、文化度の高い美しく楽しい街になって、神戸に住む人がもっと増えてくれたら良いと思います。大きなことは出来ませんが、少しでもお役に立てればと思います。47

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