KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年5月号
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中にギュッと詰め込みました。―「Kobe INK物語」開発の経緯は。阪神・淡路大震災を経験して感じたことは、私たちの心に深く刻まれています。たくさん頂いたご恩をお返しするに当たって肉筆で手紙を書く機会が多く、開発室の竹内直行が「何か神戸からの発信ができないか」と色に思いをしたため3色から始めたのがKobe INK物語です。現在、82色(思い)のラインナップになりました。140年間の長きにわたり歴史を刻んでくることができた「神戸からの発信」という思いだけで、「ナガサワが作っている」という概念は持っていません。当初は、同業者の方から「地元のインクを作りたいけれどロイヤルティーが発生するのですか」というお問い合わせを頂きました。一切そんなつもりはなく、「皆さん一緒にやっていきましょう」とお伝えしたところ、全国各地にご当地インクが広まり、ありがたいことだと思っています。―楽しそうな、そして本格的なイベントをたくさん開催されていますね。コロナ禍では。従業員の「やりたい!」という気持ちが強く、いろいろなことにチャレンジしてくれています。イベントもその一つで、私は口出コロナで変わったこと、気付かされたこと神戸への思いを色で表現したKobe INK物語は現在82種類に三宮本店や北野工房のまちなどで頻繁にイベントを開催し、人と人とのつながりを大切にする45

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