KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年5月号
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待ちにまった、といったって誰も待ってないけれど小説「原郷の森」(文藝春秋)が出ました。小説であるけれど、美術批評でもあり、演劇脚本でもあり、SFでもあり、フィクションでもあり、はたまた私小説でもあります。それは読者が決めればいい。書いた本人が言っているので間違いない。横尾忠則Twitterより内容紹介ダ・ビンチ、ピカソ、デュシャン、葛飾北斎、三島由紀夫、黒澤明…。横尾アトリエの隣には、芸術家たちが時空を超えて語り合う「原郷の森」がある。さらにはそこに宇宙人たちまで現れて――。横尾版『饗宴』とも呼べる壮大な芸術論が展開される。<原郷GENKYOとは――この世に生まれた人間の魂の古里みたいな場所であり、時間。この世であってこの世ではないその場所では、なんでも起こりうる>横尾忠則の本原郷の森 4,180円(税込) 文藝春秋23

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