KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年4月号
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―合併症は予防できるのですか。血糖値を十分低く保てば、糖尿病の合併症を予防することができます。治療の進歩や治療に対する正しい知識の普及によって、糖尿病の合併症で苦しまれる患者さんは減りつつあります。一方で、糖尿病に対する誤った理解から、差別や不利益を受けている方がおられるのも事実です。糖尿病を持つと合併症のリスクや治療の副作用などで社会活動に制限がある、という偏見から差別を受けるケースがあるのです。糖尿病は早期に発見して適切な治療を行えば合併症も予防でき、治療の副作用も非常に少なくなってきているにもかかわらず、正しい認識が社会に広まっていないのは問題です。―どんな偏見や不利益でしょうか。以前より改善されつつあるとはいえ、生命保険の加入を断られたり、就学や就職で差別を受けたりする方も少なくありません。インスリン注射を人目(左上)11月14日「世界糖尿病デー」では、神戸コンベンションビューローなどの協力も得て、   神戸海洋博物館モニュメントをブルーライトアップ(右上)1型糖尿病を持ちながらヴィッセル神戸で活躍するセルジ・サンペール選手がメッセージを送った86

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