KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年4月号
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1980年、アメリカアリゾナ州に住むクリス君の「警察官になりたい」という願いを警察官たちが応援し実現させたところからメイク・ア・ウィッシュは始まった。今では世界中に広がり50万人以上の子どもたちが夢をかなえた。日本では1992年、沖縄で設立され、94年に事務局を東京に移した。東京本部のほか国内各地に6支部を置き、全国で3688人の子どもたちの夢の実現を応援してきた。「頑張っている子どもたちのやりたいことを応援し、夢をかなえようと大人たちが本気で立ち向かっています。この素晴らしい活動が一人の少年の企画したのはボランティアとして活動に参加する進藤尚子さん(株式会社西出鍍金所取締役)。「2004年7月、私たち家族5人は飛行機に乗りディズニーランドへ行きました。食事も摂れなくなっている長男の病状を考えると、家族だけで旅行を決断する勇気はなかったと思います。楽しいことが子どもに与えてくれる力の大きさを感じ、メイク・ア・ウィッシュの存在は本当にありがたいものだと感謝しました。お土産を買い、ホテルの部屋で兄弟3人遊んだことは家族にとって忘れられない思い出です」とメイク・ア・ウィッシュと出会った当時のことを振り返って話した。公益財団法人メイク・ア・ウィッシュオブジャパン理事大野寿子さん難病と闘う子どもたちの夢をかなえるお手伝い「Make-A-Wish(メイク・ア・ウィッシュ)」は世界中で難病と闘う3歳から18歳未満の子どもたちの夢をかなえ、生きる力と勇気を持ってもらおうと活動しているボランティア団体。一人でも多くの人に知ってもらいたいと、公益財団法人メイク・ア・ウィッシュオブジャパン理事(前・事務局長)の大野寿子さんを迎えて、2月20日、グリーンハウス ヴァルトで講演会が開催された。82

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