…新しい豚饅を創り、さらにその販売利益で子ども達に楽しい食育の場を提供する「ドリーム豚饅プロジェクト」。曹さんがこの事業を企画したきっかけは?曹 神戸の食文化の向上が一番の目的です。コロナ禍で、「食」を囲んで過ごす時間が減ってしまいました。経営が厳しくなって事業縮小する飲食店も多発するなか、何かできることはないかと。お客様が楽しめることはもちろん、店の人のモチベーションもあがり、将来を担う子ども達のためにもなる事業を、豚饅を通してやりたいと思いました。…コラボ店は公募し、ファン投票で決められたそうですね。曹 コラボしたいお店にうちからお願いするシステムでは僕や社長の交流関係のなかで決まってしまい、可能性が広がりません。そうではなく、お客様が望まれる切り口でパートナーを探そうと思い、自薦他薦を問わない募集をかけ、投票制で決めました。…マンドリルさんは店舗でのカレー販売以外に、ケンミン食品とのカレー焼ビーフン、龍谷大学とのぶどう山椒カレーなど、コラボ事業を多数展開されています。今回の参加も、そのチャレンジ精神に火がついたからですか。深澤 スタッフが募集要項を見て「うちも絡んでいいですか」と意欲を見せてきましたので、「ぜひ、絡んでこい!」と鼓舞しました(笑)。当店は2012年に創業して10年になるのですが、2019年にフランス・リヨンで開催された食のイベントに神戸代表として参加させてもらったことが大きな転機となりました。「日本のカレー」は海外では認知度が低いとわかり、もっと広く知らしめなければあかんと思ったんです。それで県外の人や海外の人にも楽しんでもらえるよう、店舗での提供のみならず、卸販売やコラボ展開にも取り組むように。今回も神戸のお店と一緒に開発することで、他府県の方に興味をもってもらう機会になるし、神戸に「こんなええもんがあるよ!」と情報発信できますからね。…ラジクマさんは2019年にトアウエストにオープン。瞬く間に神戸の人気カレー店としての不動の地位を築かれました。片山 私はもともと東京でサラリーマンとして働いていたんです。大阪への転勤が決まり、せっかくならば、お洒落な神戸に住もうと。山しかない群馬育「ドリーム豚饅プロジェクト」第一弾のテーマはカレー。スパイスカレーの名店「マンドリルカレー(以下マンドリル)」「ラージクマール(以下ラジクマ)」各々と老祥記がコラボした「カレー豚饅」を4月に期間限定で販売する。マンドリルカレー 深澤さん65
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