KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年4月号
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久元 県庁再整備についてのお考えは神戸のまちづくりにも大きく関わってきますので注目しています。特に元町周辺、中でもJR元町駅西口は県庁側と駅改札口との間に高低差があり、歩きにくい場所となっています。県と市で協議しながら良い方向に進めていくことが重要です。―2023年のJR「デスティネーションキャンペーン」は兵庫県が舞台です。これからの観光についてどうお考えでしょうか。齋藤 プレ実施を含め、今年から複数年にわたるキャンペーンが兵庫で展開され、その先に万博があり、観光の飛躍へと流れができているということを大きなチャンスと捉えています。ここで重要なのは新たな観光人口拡大のための仕掛けづくりです。観光地の様子を見ると、今までの団体旅行とは違って少人数の個人旅行のお客さんが増えているようです。そういったお客さんに満足していただくには、本物を知っていただく旅の提供がポイントです。兵庫県では万博を見据えて、人の流れを呼び込む「フィールドパビリオン」構想を進めたいと思っています。地場産業や兵庫の歴史、文化、SDGsを背景に兵庫の食を楽しむ「兵庫テロワール旅」をテーマにいろいろなことをコンテンツとし体験して交流することがこれからの旅行に求められます。そのベースになる海上交通や神戸空港など交通インフラの活性化を進めていきます。久元 奇しくも令和元年の関西3空港懇談会で、神戸空港の国際化について2025年度を目途に検討することで合意しました。空港の国際化がビジネスはもちろん、観光という面でも神戸のみならず兵庫県、関西にとって良い効果を生むものと確信しています。神戸医療産業都市の新たな中核施設「クリエイティブラボ神戸(CLIK)」国際化を視野に入れる神戸空港万博を見据えた仕掛けづくりを2022年3月16日、都内で開催された神戸市スタートアップイベント45

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