KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年3月号
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科、脳神経外科などなど非常に範囲は広く、生まれたての赤ちゃんから子ども、成人、高齢者まで、リハビリが必要と判断されるほぼ全ての患者さんです。―「なるべく早く」というのはいつの段階からリハビリを始めるのですか。特にがん患者さんのリハビリは「がんが見つかった直後から」と言っても過言ではありません。体を動かして筋肉や呼吸の機能を鍛えることで、手術や抗がん剤・放射線の治療効果を高め、合併症を減らすことができます。―手術前からですか!?寝たきりのまま手術を受け術後も寝たきりのまま過ごす患者さんより、手術前から体力を付け、さらに喫煙などの生活習慣を改善して手術を受けた患者さんのほうが確実に合併症のリスクは下がります。手術後、翌日から立って歩くという動作をした患者さんは入院期間も短くなります。89

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