KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年3月号
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かやイベント会場、会議室にいるような気になれます。加えて、現実世界なら警備やソーシャルディスタンスで話しかけられない人とも、気軽に交流しやすいのが特徴です。コロナ禍で学校の授業や大学の入学式がメタバース上で開催されるなど、ZOOMから移行する人が急速に増えています。着替えなくてもいいし、背景も気にしなくていいので楽です。ーイベンターでなければ、イベントは開けないのですか?だれにでも開催できる自由さがメタバースのいいところです。会場にあたる空間は、基本無料で使えます。凝った内容や現実にある店舗と同じものを作りたいなら、クリエイターに依頼するか勉強して作れば可能です。イベントそのものは、思いついた時にすぐ開催できます。例えば駅前で路上ライブをはじめるように。ただ、集客や収益を得るにはSNSでの告知や目を引く手段など、あらゆる戦略が必要です。これも現実世界と変わりません。イベントだけでは無く、会議室やオフィスとしても利用でき、海外ではカウンセリングも行われています。病院の無機質な部屋に行くことなくVRが見せる大自然の中で、匿名性も守られ抵抗なく話せる。結果として、断薬につながっていると聞きました。ー今後については、どう感じていますか?今は楽しむための利用者ばかりですが、犯罪に利用されないか心配です。海外では、投資詐欺もありましたし、SNS同様に悪いことに使う人が出てくるでしょう。ただ、YouTubeやSNSよりコミュニケーションがとれるので孤独感の解消につながるかもしれません。若い世代は、ゲームなどを通してVRに抵抗がありません。大人は、性別も国も関係なく自分を自由に表現できる世界への理解が必要になると感じています。ー国境も越えた新しい世界が広がっていくのかと思うと、夢がありますね。meta=超越、universe=宇宙、ですから。MOKUBA’S TAVERNにて大澤 誠1987年3月10日神戸生まれ。VR mate代表/VRイベンターメタバース上でクリエイティブな企画を行い新しいエンタメを提供。VRでこれまでのライフスタイルや働き方のコミュニケーションを変える社会実装に取り組む。75

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