KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2022年3月号
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の家族、地域社会、ふるさと神戸を愛して根を張った子どもは世界へと羽ばたけます。〜市民の手で育てる施設〜完成したのは「箱」です。施設は勝手に育つわけではありません。運営する人たちや神戸市民がこれから育てていかなくてはいけない。周辺の自然環境とともに、ぜひ神戸ならではの図書館に育ててください。時期が来れば白い花の木の植樹をします。ここまで早く震災から立ち直ったのは、神戸の人たちの神戸に対する深い愛情があるから。きっと次の時代の子どもたちに対する愛情も深いはずです。施設も樹木も大事に育ててくれると信じています。親子の対話の間に本があります。「こども本の森 神戸」でたくさんの対話が広がっていけばいいなあと思っています。竹下景子さん、このたびは名誉館長を受けていただき本当にありがとうございます。また本日は「こども本の森 神戸」、そして神戸の子どもたちに対する温かい言葉をいただき大変ありがたく思っております。安藤忠雄先生から、神戸市と神戸の子どもたちへの素敵なプレゼントとして頂いた「こども本の森 神戸」がいよいよ3月2₅日オープンの運びとなりました。安藤先生、改めてありがとうございます。子どもたちにとって素敵な思い出が残る場所になるものと確信しています。「こども本の森 神戸」は館内だけでなく、本を外に持ち出して芝生の上でも読書を楽しんでもらえるのが大きな特徴です。コロナ禍でのオープンにはなりましたが、感染に気を付けて、外の空気を感じながら読書に親しんでもらえたら子どもたちの育ちにとって素晴らしいことだと思っています。 「こども本の森 神戸」は進化し続けます。竹下景子名誉館長に末永く見守っていただけることに感謝いたします。多くの子どもたちの成長の糧となることを願ってやみません。こども本の森 神戸HPhttps://kodomohonnomori-kobe.jp/久元喜造神戸市長竹下さんの推薦図書が手渡された45

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